保育士確保っていうけど…
こんばんわ。
piroshiです。
気温が少しずつ下がり、風邪をひく方も増えてきました。
病院に行ったり、ドラックストアで薬を買うのもいいですが、やっぱり予防は大切です。
手洗い・うがいをお子様だけではなく親の方々にも子どもたちの手本としてやっていただきたく思います。
さぁ、今日の話は保育園を運営していく上で大切だと思うことについてです。
ニュースを見ていると保育士というワードが多々出てきます。
色んな面で注目されている現状です。
特に保育士確保という言葉が多く感じられます。
国は基準の緩和や運営費を助成するなど頑張っているようです。
しかし、ある団体からは『小手先の手段ではなく保育士の給料底上げ』を望んでいるようです。
ここで問題なのが給料を上げて保育の質は上がるのか。
私の考えを言わせていただきますと…
上がります。
注目ポイントは離職率。「どうしても給料と労働が見合わない」「将来のことを考えるとこの給料じゃ…」「昇給しても数百円…」よくある話です。最初は夢や希望を持って飛び込んだ保育の世界。現実を見て落胆して辞めていく人は絶えません。
お金の余裕は心の余裕も実は生み出されます。楽観的な人は常に余裕かもしれませんがお金はやはり大切です。一生懸命勉強して取得した国家資格。それなのに…実際私もかなり悩んだ経験があります。
次に精神面。保育士は子どもだけではなく保護者とも接しなければなりません。保護者も一人ひとり違います。中にはうつ病の診断を受けて保育園を利用している方もいます。うつ病は主に心理学や介護福祉士の方が勉強することが多いです。勉強した方々はある程度の関わり方を理解していますが、保育士ってあまりうつに関しては勉強しません。モンスターと呼ばれる保護者、病気を抱えている保護者を対応していると保育士自身が崩れかかる危険性があります。実際に潰れた保育士を私は何人も見てきました。結局保育士を辞めなければならなく、その後の長い治療期間が必要となります。
給料が低いのに心の病気まで…
私にとってはこんな理不尽なことはないと思いますね。最終的に国が責任持てよ!なんて言いたくなります。
そして最後に保育の質。このことに関しては私の考えるところなのですが、やっぱり保育士を続けられる環境があればチャレンジ精神も向上すると思います。やったことないけどやってみようかな、少し余裕があるからこの研修に行ってみようかな、この本読んだら子どもたち喜んでくれるかな、など無意識に意欲が活性化されてくると思います。長く続けていると知識だけではなく技術も向上しますので保育の質も上がりやすくなると思います。
美容師が低い給料でカツラを買って練習するように、保育士も自分で買って作ったり試したりする機会は多いです。
ある団体が言った『小手先の手段』ではなく、本質的に改革してくれないと永遠と待機児童も減らない、保育士離れは消えないでしょうね。
最後にこの間思い切って厚生労働省にメッセージをパソコンから送ってみました。
簡単に書きますと『待機児童の減少をするために様々な対応には感謝してます。しかし保育士の現状は給料の低さ、心の病に侵されるなどが多いです。このことに対して今後何か対策や改善を考えているのであれば教えてください』みたいなことを送ったんです。
全然返信ないですね。
Twitterで『保育園落ちた 日本〇ね』じゃないですけど…
言いたくなりますね笑