過去の発表会で
こんばんわ。
piroshiです。
季節は冬になろうとしてますね。
この時期のイベントと言えば…
そう…
発表会。
保育士は必死になって準備をしてます。
超勤もつかないのに本当に頑張っているんです。
保育士の皆さんは本当にすごいと思います。
私も保育士なのでもちろん発表会準備をしたことがあります。
ここで少し思いで話を。
何年前かに年長を持っていたことがあります。
担任は私を含めて2人。
相手は年上の大先輩でした。
二人で相談して、子どもたちにも相談してやることにしたのは…
『ごんぎつね』
知ってますか?
簡単に話の内容をお話しします。
昔、ごんぎつねというキツネがいました。このごんぎつねはいつも悪さばかりしていました。ある日、ごんぎつねは川でウナギを取っていた若者を見つけました。若者は病気の母親のために栄養があるものを食べさせようとしていたのです。しかし、ごんぎつねは捕まえたウナギをくわえて逃げていきました。次の日、ごんぎつねは葬式をしている家を見つけます。昨日見かけた若者の家でした。母親は死んでしまったのです。ごんぎつねは悪いことをしたなと思って次の日から森で木の実やキノコを若者の家に毎日置くようになったのです。月日がたちいつものように木の実やキノコを置きに来ていたごんぎつね。ちょうどその姿を若者は見つけてしまったのです。若者は木の実やキノコを毎日置いてくれていたのはごんぎつねだと知りません。「またいたずらをしにきたな、ようし…」と若者は猟銃を持ってきます。若者の姿に気づかないごんぎつね。帰ろうとした瞬間…ドンッ。ごんぎつねは撃たれて死にます。若者はごんぎつねに近づいて木の実やキノコが置いてあるのに気づきます。「ごん、お前だったのか…」そこですべてを悟った若者だった。
という話です。
感動、悲しみのあるお話です。
話はここからです。
小道具作りが大変のなんの…昔の衣装や木の実やら揃えるものは沢山。
あの時はちょっと忙しくて朝7時に通勤して21時に帰れればいいほうでした。
何とか頑張ってようやくあとは細かい作業と猟銃を作るだけになりました。
『私作ってくるよ!』と大先輩が言ってくださり、私は他の準備に回りました。
そしてリハーサル。
小道具も使ってほぼ完ぺきに劇をこなします。
しかし、ここで私の心だけにハプニングが。
皆さん猟銃って知ってます?
昔の猟銃ってこんな感じなんですよ。
一発ずつ発射される銃です。
細い筒があれば何とか作れそうですね。
銃の製作なのできっと先輩は経験も豊富なのでリアリティがあるかも…なんて期待しちゃいました。
劇中、いよいよごんぎつねが撃たれるシーン。
山場です。
子どもがキツネ役に銃を向けた瞬間、衝撃のものが!
ん?
ちょっと待ってくれ。
これ昔の話だよね?
猟銃ってもっとスマートな銃だよね?
なぜ太い?
なぜマガジンがついている?(弾を何発も詰めるところ)
これはマシンガーーーーーーーーーン!!
ドンてなるシーンは一発なの!
これじゃあズドドドドドドドドドってなるでしょーーーーー!!
ごんぎつね一か所じゃなくて跡形もなくなるーーーーーー!
こんなの持ったらこうなるでしょーーーー!!
もはや村人じゃないし!
SWATですか?
現代の話にしたいんか!?
と、思わず心の中で叫んでしまい…
でも先輩が作った大作です。
結局本番もマシンガン使いました。
保護者の皆さんは涙を流し感してくださいました。
でも私だけは…
ずっと心の中で笑っていた。
という思い出話。
長々と失礼しました。