気になる子の人生
こんばんわ。
piroshiです。
今日は気になる子の保護者についてです。
保育園は子どもたちの養護・教育を育成する場ですが、それと同時に保護者への支援も必要不可欠です。
気になる様子があると保護者と話をし、どのように支援していくか大切な相談も行います。
しかし、それがなかなか難しいのです。
家でも気になっていたというのならば正直話は進みます。
が、「うちの子は大丈夫です」と完全否定された日には保育士も参ってしまいます。
人間ですからね。色んな考えがあります。
ですが、明らかに気になる子となるとどう保護者へアプローチをしていかなければならないか迷うことになります。
大丈夫ならほっとけばいい。と、そんな冷たいことをいうわけにもいかないのです。
問題になるのは保護者じゃないのです。
その子の「人生」なのです。
心理学を勉強していると攻撃性という言葉を目にします。
攻撃性があったり衝動性があると最悪犯罪に手を染めてしまうことも少なくありません。
もちろん全員がそんな結果にはなりません。
しかし、少なからずそのスイッチはあるでしょう。
これはあくまで私の考えです。
それを少しでも減らすためにも幼児期というのは大切な時期なのです。
その子が気になる点をどのように乗り越えていくか、社会に適応していくようにするか、正直保育園だけではできませんが、それをしっかりと学童期に繋げるために幼保小連絡会という言葉があります。
小学校への引継ぎですね。
そこでは保護者のことも問題があると話し合われます。
何度も言いますが問題は保護者ではないのです。子どもです。
正しい教育や養護を受けなければ大人になってから苦労するのは子どもです。
そのことを理解している親はどのくらいいるのでしょうか…
私たち保育士は別に敵になろうとしているわけではありません。
子どものことを考えて提案や相談をさせていただいているのです。
忙しいのはわかりますが、どうか子ども、そしてパートナーとして保育士を信頼してほしいというのが保育士の願いではないでしょうか。
その点を考えるともう少し保育士の地位も上がって良いと思うこの頃でした。