統合保育⑤
こんにちわ。
piroshiです。
今日は統合保育⑤保護者とのかかわり方についてです。
障害児の親との接し方は、基本的にはほかの親と接するときと同じである。しかし障害児の親は、子どもの将来のことを不安に思うことも多いので、親の気持ちを傾聴し、「いっしょに子どものことを考えていきましょう」という態度を示し、親の支えとなることが期待される。また、自分が保育者としてできることできないことを整理してはっきりと伝えると同時に、「できることには積極的に協力します」という姿勢を示すことが大事である。もっとも大切なことは、家庭の責任を追及するのではなく、基本的に相手を受け入れ、母親の情緒的安定を図る事である。
- 親を勇気づけ、がんばる姿勢作り
- 親の言うことを受容する
- 子どもの良いところや進歩に気づかせる(記録をとったり、具体的なねらいをもって評価したりする事が重要)
- 子どもの毎日が「充実している」ことを理解してもらう
- 専門家の意見や診断をしてもらっておく
- 親を指導するのではなく、協力し合う
- お母さん自身の変化に気づかせる
- 具体的なねらいを説明する(できそうな課題を設定、お互いに話し合う)
- 仲間を紹介する
- また、時間的な余裕があれば、保育者と保護者が話し合えるような学習会や勉強を持つことが重要である。
【参考・参照書籍】
※保育者のための障害児療育 -理論と実践をつなぐ- 小林保子氏・立松英子氏
※障がい児の保育と発達の原則 相馬範子氏
いかがでしたでしょうか?
障害がある保護者はやっぱり何らかの気持ちが揺らいでいるものです。私たち保育士や専門家はそれを見抜き、根底にあるものからフォローしていくのが大切だと私は思っています。大した力になってあげられなくても、少しでもそばで見守っていること。一人ではないことを伝え続けなければいけないと思っています。
福祉業界に携わっている方にぜひ考えてもらいたいところです。